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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2006

月曜日は集金日!坂田新聞店所属の檜山敏行が4位タイ

ボギーなしの6アンダーは、「僕にはすんごく珍しいこと!」。いつもなら、「自分で気持ち良くなって、調子に乗って」、バーディを取ったあとに、すぐボギー。
だが、この日は別だ。
「考え方を変えたら、うまくいった」という。

これまでは「飛ばないのに飛ばそう」とか、「入るわけないパットを入れよう」とか、「いつでもどこでもピン狙い」とか。「自分に出来ないことをやろうとしてた」。
そんな檜山を叱ってくれたのが、偉大な先輩たち。

米山剛や川岸良兼。
日大のOBたちは、容赦なかった。

「そんなだから、お前は金が稼げない」。
「そんなだから、いつまでも下手クソなんだ」。

きつい言葉を浴びせられて、初めて深く反省できた。
「どこに打てば、バーディが取れるか。どうすれば、パーでしのげるか・・・そういうことを考えないで、闇雲に打ってるから俺はダメなんだ、って・・・」。

特に川岸は、学生時代から可愛がってくれた恩人だ。
「川岸さんがいなければ、今の僕はない」というほど信頼を置く先輩に、そこまで言わせて結果を出さないわけにいかない。
愛のムチはしっかりと、4位タイの好発進につなげてみせた。

所属先の坂田新聞店はその名の通り、檜山の地元・栃木県宇都宮市にある大型の新聞販売店だ。
試合のない日は檜山も自ら「洗剤を持って」、営業活動に奔走する。
今週月曜日も、100軒もの集金活動を済ませてから会場入り。

社長の坂田一郎さんは「試合のほうに専念して」と、言ってくれるがそうして各家庭を回ることが、逆に頭の切り替えになって良いし、何より「お世話になっている社長に、いい加減なことはできない」と、檜山はいう。

今週終了後には、出場優先順位の第1回リランキングが行われる。
今季ファイナルQTランク46位からスタートした檜山のリランキング順位は、現在44位。
ここで一発大きく逆転、といきたいところだが、「自分の実力は分かってる。・・・そんな、いきなり結果が出せるほど、ツアーは甘くないからね。そういうのは、目の前のものに集中して、自分を向上させてから、初めて考えるべきこと」。

この堅実さこそ、成長のあとか。
好スタートにも、浮かれた様子は微塵もない。

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