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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2006

広田悟「自分の欲と、プレッシャーに負けました」

2番パー5で16メートルのイーグルパットを決めて「勢いづいた」。前半5バーディでターンして、11番で迎えた右横8メートルのバーディチャンス。
12番の、右横5メートルのイーグルチャンスも「構えるだけで、ラインが見えた。今日の俺の勢いなら、上げて下ろせば入る、と思えた」。

しかし、そこまでが限界だった。
13番で手前1.5メートル、14番で左横3メートルを決めた瞬間、我に返った。
「昨日のSKと、タイスコアじゃん」。
気付いた瞬間、一気に押し寄せたプレッシャー。
「それまでは、スコアのことなんか忘れて、目の前の1打に集中できていたのに。・・・やっぱ、僕らしいですね(苦笑)」。

15番パー5、チャンスホールで第3打を寄せきれず、パーに終わった。
17番パー3は、ラフに入れたアプローチが寄せきれず、ボギーを打った。

単独首位をキープしたS・K・ホ。
この日のインタビューで、「今日のピン位置なら61は出ない」と、断言していた。
それを伝え聞いた途端に、「このヤロ〜!!」。
思わずこぼれ出た乱暴な言葉は、SKのコースレコードタイ記録に1打足りずに終わった自らの不甲斐なさに向けられたものだった。

首位を走るSKの「首を捕まえた、と思った」のもつかの間。
自ら自滅して「自分の欲とプレッシャーに負けた」と、悔しがった。

しかし、それでも1日2イーグルは自己初なら、62ストロークも自己ベストだ。
山口県宇部市出身。
開催コースからさほど遠くなく、この日も大勢の同級生たちが駆けつけ、スコアを縮めるたびに大声で声援を送ってくれた。
「おかげで、モチベーションを上げることができたから。明日以降も精一杯、盛り上げたい」。
引き続き、気合が入っている。

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