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JCBクラシック仙台 2006

手嶋多一「久しぶりに優勝争いを」

強風に見舞われたこの日初日。「パットで下りにつけると大変だった」。特に、インスタートの18番パー4は、奥5メートルからの急傾斜。
「おまけにフォロー風が来て。タッチをあわせるのが大変だった。もう触るだけ。寄ればいいと思って打った」。
この難しいバーディパットを決めるなど、67で回って首位タイにつけた。

ずっと調子が悪かったのは、歯痛のせいだ。
5月の連休中に突然、歯に激痛が走った。
歯医者に駆け込むと、虫歯になったところがさらに化膿していた。いま治療中だが噛みあわせが悪くなったせいで、体調にも影響していた。

「・・・なんてね、歯のせいだけじゃないんだけど。何か、不調の理由をつけたいだけかも」と、わざと平静を装ったが、周囲によると「しばらくの間、相当痛がっていた」(契約先ミズノのプロサービススタッフ)。

治療には時間がかかりそうだが、ピーク時よりは症状も治まってきた矢先の好発進。

ここ表蔵王国際ゴルフクラブは、99年大会の最終日に一時3打差の首位につける活躍をみせている(結局3位タイ)。
さらに2001年大会には1打差の単独2位につけるなど、幾度も優勝争いに絡んでいる相性の良いコース。
「グリーンも合うし、なんと言っても立ちやすいというのがあるから。久しぶりにここで優勝争いがしたいな」。

控えめながら、3年ぶりのツアー4勝目を見据えた。

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