Tournament article

サン・クロレラ クラシック 2005

深堀圭一郎「僕が盛り上げる人になりたい」

「明日も焦らず、うまく気持ちをコントロールしてやりたい」と深堀。隣はキャディのサイモンさん
スコアが動いたのはバーディを奪った1番、6番の2ホールだけだが、「あとはバタバタ。今の僕にはこれが精一杯。内容がひど過ぎるから」と深堀。

股関節を痛めているだけに、けしてゴルフも本調子とはいえない。
「前半は、なんとかやれていたけれど、後半は体が硬くなってきて・・・」ショットが乱れた。

スタート前に調整して、どうにか戦える状態にしたとはいうものの、「裏づけがない。だから今日は、静かに無欲で。無理のないゴルフをやっていた」。
そうしたら、「知らない間に」1打差の2位。

転がり込んできたチャンスを、みすみすフイにするつもりはない。
今大会主催の北海道放送で、大会事務局をつとめる山田一人さんは明治大学付属中野高校の先輩だ。
大会期間中以外にもツアー会場に訪れて、「試合を盛り上げるために、何をすればいい?」と、深堀にもしょっちゅう質問をぶつけてくる。
このサン・クロレラ クラシックを「ツアーで、いちばんの試合にしたい」というのが山田さんの口癖だ。

そんな先輩の心意気に答えて、「僕が大会を盛り上げる人になりたい」。
ひそかに闘志を燃やしている。


関連記事