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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

川岸良兼「良く我慢できました」

単独首位につけた2日目とは打ってかわって、やや暗い表情でホールアウトしてきた。ほとんど1日中、大雨に降られたこの日3日目。前日、絶好調だったはずのパットに泣いた。

1番で、12メートルのバーディを1メートルオーバーして3パットのボギーを打った。
4番で、8メートルのバーディチャンスを、またもや1メートルもオーバーした。
この日の天気を象徴するような、嫌なムード。
7番の3パットに至っては、「思い出したくもない」。
わずか50センチのバーディパットを、1.5メートルもオーバーさせた。
「こんなの、外れると思ってない。自分でも、本当にびっくりしましたよ」。

悪夢はこれにとどまらず、9番で3パットのパー。
17番パー3では、12メートルのバーディパットを「強く打ちすぎた」。
1.5メートルオーバーした返しのパットも入れられず、1日で合計5回の3パットには思わず「ハ〜・・・」と、大きなため息だ。

それだけグリーン上で苦心しながら、最終日最終組で回れることに「大したもん。良く我慢できました」。
自分で自分をなだめて、なんとか気持ちを入れ替えるしかない。

「守ってこれまで何回も失敗しているし、明日は弱気にならないように行く。ミスしてもいい、くらいの強い気持ちを持ってやります」と、最後はどうにか笑顔に戻った。


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