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ANAオープンゴルフトーナメント 2005

チャワリット・プラポールが連覇のチャンス

プラポールのキャップやポロシャツには、企業のロゴワッペンがいくつも並ぶ。ファイナルQTの資格で、日本ツアー本格参戦を果たした昨シーズン。
今大会で初優勝を上げ、掛け持ち参戦していたアジアンツアーでも、トップ20に入った。
世界を股にかけた活躍が評価され、高級車のシボレーやタイで有名なシンハビールと10年契約を結ぶなど、一気にスター街道を駆け上がった。

今年は賞金ランク61位とやや苦戦しているものの、2年目の輪厚で「去年よりももっと良いプレーをする自信がある」と、プラポールは言う。

「さまざまなコースや国でプレーしてきたことが糧となり、明らかに技術が上がっていると自分でも実感できる」。
この日3日目は、朝から猛烈な風と、午後から横なぐりの雨。
過酷な条件にもかかわらず、ティショットを確実にフェアウェーに置き、この日からスタンスを極端に狭くしたパッティングでスコアを伸ばして、トップタイに急浮上したのが成長のあかしだ。

「優勝? もちろん狙ってます」。

世界各国でじわじわと勢力を広げつつあるタイ勢のひとり。
ここ輪厚で連覇を達成すればまたひとつ、袖のロゴワッペンが増えるかもしれない。

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