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フジサンケイクラシック 2004

首位の芹澤と同級生、真板潔が単独2位

40歳を超えた2年前から、体の疲れが極端に取れにくくなった。30代のころは、1試合 終われば、その日 のうちに、すぐまた次の会場に入り、月曜日から精力的に練習ラウンドをこなしたも のだ。
とにかく、「ゴルフが楽しい」のが先で、疲れなど感じたこともなかったが、「いま は絶対に無理。1 日ゆっくりマッサージとかしながらゆっくり休めないと、とても本番から戦えないで すもん・・・」と 、顔をしかめた。
デビュー20周年を迎えたいまは、モチベーションを保ち続けることさえも難しい。毎 年、今か今か と待ちわびた開幕戦も、「今年は正直、“ああ、もう始まっちゃったんだ・・・”と いう感じだった」 と苦笑する。
よほどその気にならなければ、「心も体もついてこない」年代に差し掛かったいま、 真板が刺激を受け るのは若手選手への対抗心ではなく、自分と同世代の選手たちの活躍だった。
前日初日にコース新をマークして首位を走り続ける芹澤とは同級生。「僕も、という 気持ちになった」 とこの日2日目は真板もボギーなしの6バーディ65を叩き出して2打差で追走。
「星とまではいかないまでも、僕も中年選手としてツアーを盛り上げていきたい」。 3日目は、芹澤と 同じ最終組。ともに44歳が、切磋琢磨で“ツアー界の中年の星”を目指す。

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