Tournament article

2003 アジア・ジャパン沖縄オープンゴルフトーナメント 2004

「僕にとって大事な1戦」佐藤信人

今年11月に行われた最終予選会をみごとパスして、2004年度の欧州ツアーの出場権を獲得。2週前の同ツアー開幕戦「香港オープン」では、調子があまり良くないな がら15位につけ、順位的にはまずまずの第1戦を飾ったが、本人は、納得していな い。

というのも、同オープンはヨーロッパとアジアの共同開催で、今回はヨーロッパの主 力選手がほとんど欠場していた。「賞金額も少ないし、かなりレベルの低い部類に入 る試合。通常の欧州ツアーなら、予選落ちしていたかもしれないんです」。

また、これまで国内ツアーではコーチの井上透さんという頼もしいパートナーがいたが、来年からは、そうもいかない。
「たった1週間で、井上君がいないとこんなにもダメになっちゃうのか…というのも実感させられたし、不安は不安ですね」 と、懸念材料もある。

出場権を手に入れた、とはいっても予選会からの参加ということで、エントリーできる試合は限られてくる。移動のことを考えて、来年2月の南アフリカで開催される2試 合に欠場届けを出したため、本格参戦は今のところ、来年3月末からの予定だが、もしアジアと日本の共同主管で開催される今大会で優勝すれば、ヨーロッパツアーへの 推薦出場の可能性も広がってくる。

「そういう意味でも、僕にとって今週のこの大会は、非常に大事な1戦なんです」。
欧州ツアー1年生の佐藤の、このアジアNO.1を決める大会にかける思いは、かなりのものなのだ。

関連記事