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2003 アジア・ジャパン沖縄オープンゴルフトーナメント 2004

地元・沖縄勢国吉博一はこの日2日目の暫定首位に・・・

中学時代まで、沖縄県の石垣島で過ごした。強い風の中でゴルフを覚えた。それだけに、アドバンテージを握っている、という思いがある。

風の中のゴルフは大好きだ。「友達になるつもりでやっている」 という国吉。だから前日初日も、「もっともっと、風が吹いてくれればいい」とコメ ントしたのだが、 「・・・こんなに吹いてくれって、頼んでないよ(笑)!!」。地元出身の者でも仰天 の、最大瞬間風速 22.0メートル。
「沖縄の風は慣れている」とは言ってもグリーン上で3パットをするなど、さすがに「もったいないボ ギー」もいくつか打ち、悔しさもあるが、それでも夢中でプレーしてどうにか暫定首 位で上がってこら れたことには、改めて自信も湧いてくる。
この日は午後アウトスタートの最終組。16番ティグラウンドでティショットを打つ前に、日没サスペンデッドを知らせるサイレンが鳴った。

3日目は7時30分再開で、首位選手ながら早起き しなければならなくなったが、「スタート時点で、かなり進行が遅れていたし覚悟はしていた」と気にしていない。

「明日の残り3ホールで、トップに立つチャンスができたってこと」と、むしろプラ スに捉えている。
2003年シーズンは、2年連続のシード権を保持できなかった。それだけに、「ここで勝ちたい気持ちは すごく強い」と、意気込みは隠さない。

写真=地元・沖縄県出身。風のゴルフは大好きだが、「ここまで吹いてくれって、頼 んでないよ!」スタートの1番ホール、苦笑いで思わず空を仰いだ国吉。

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