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マンシングウェアオープンKSBカッフ゜ 2004

マンシングウェアオープンKSBカップ3日目コース新の63をマークして、三橋達也が2位と4打差の単独首位浮上

ホールアウト後に受けたテレビインタビューも、この日、「学生時代ぶりと いっていいくらい」久々に、ラウンドをともにした日大時代の同期、横尾要(=左) と・・・。
この日3日目、ともにラウンドした日大時代の同期・横尾要が太鼓判を押した。
「ほとんどミスもなく、学生時代と変わらずに、達也は今日もショットが、キレま くってた。明日も今日のようなゴルフができれば確実に勝てるよ!!」。
ツアー通算4勝、米ツアーへの本格参戦の経験もある横尾に対し、いまだシード権さ え手にしていない三橋。学生時代からずっと遅れを取ってきた相手からの、最高の賛 辞も当然だった。
13メートルを沈めてイーグルを奪った2番ホールを皮切りに、この日3日目はスコアの 大量生産。
ボギーなしのラウンドのクライマックスは、最終18番だった。深いラフから刻み、残 り143ヤードの第3打は“バシッ!!”・・・鋭い音とともに、ピンの根元を捉えて、 50センチのバーディフィニッシュ。
ここ、東児が丘マリンヒルズGCのコースレコード64を上回るコース新の63。2位と4打 差の通算16アンダーは単独首位。最終日は、3週前のつるやオープンで取り損ねた頂 点の座を狙っていく。
三橋のはなし「コースレコードのことは知っていましたが、最後まで意識せ ずプレーすることができました。以前は、ラウンド中にバーディ4つ目、5つ目、6つ 目・・・などと計算しながらまわることも多かったのですが、いまは違うんです。1 ホール、1ショット、いまそのとき与えられたことを懸命にやっていて、気がついた らノーボギーの63、という感じでプレーができた。その中で、こうして記録として残 るスコアが出せたことは、ほんとうに嬉しいですね。
今週は学生時代ぶり、といってもいいくらいに久々の要とのラウンドでした。またつ るや(オープン)では宮本(勝昌)君と、開幕戦の東建(ホームメイトカップ)では シンゴ(片山晋呉)とラウンドする機会がありました。
みんな学生時代の同期なのですが、その中で、今日なんかはたまたま要より良いスコ アで上がってこられたわけだけれど、それはけっして僕のほうが実力が上というわけ ではなく、ゴルフの世界では3人とも、あくまで僕にとっての大先輩。その気持ちは いまも変わりません。彼らは日本を代表するスーパースター。彼らとのラウンドは、 僕にも勉強になることばかりなんです。
明日は、その要とシンゴに追われる身。でも、『彼らから逃げよう』なんて思いなが らプレーをしても、うまくなんかいくわけない。もちろん、結果が出るにこしたこと はないけれど、もし負けたからといってこれでゴルフ人生が終わるわけでもない。優 勝とかは考えすぎず、とにかく、楽しくプレーできればいい。明日は自分なりのコー スマネジメントをしっかりとして、自分自身に打ち勝てればいいと思っています」

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