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Novil Cup 2010

お帰りなさい。1年半ぶりに復帰した三橋達也が単独2位フィニッシュ

2008年のカシオワールドオープンからツアーの舞台から遠ざかっていた三橋達也が帰ってきた。
2000年にプロデビュー。2004年のマンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝を挙げるなどツアーを舞台に活躍していた三橋だったが、イップスに悩まされるようになり、2008年のカシオワールドオープンから一切の大会から姿を消していた。

「一昨年のカシオワールドオープンが終わってから、もうイップスがどうしようもなくて、ゴルフを辞める気持ちを含めてトーナメントの舞台から離れていました。
イップスにかかったのが原因だったんですけど、今、久しぶりにトーナメントに戻ってくることが出来て、こうやって自分を輝かせることが出来る舞台に、また立つことが出来て本当に嬉しいです。
これまで支えてくれた人に感謝をしたいです。
本当はツアーで優勝したこともあるし、異次元の強さで優勝する気持ちもあったんだけど、今週、今日は最高でした。今日は目標を3アンダーに定めていて、その中で目標の3アンダーを上回る4アンダーでラウンドすることが出来たし、自分に合格点をあげたい。
優勝に匹敵するような2位だったと思う。
これからはトーナメントに出場出来る喜びをかみしめながら、そしてプロとして死にものぐるいで、チャレンジの賞金王を目指して今年は頑張っていきたい。」と惜しくも優勝に手が届かなかったが、ホールアウト後、笑顔でコメントしてくれた。

しかし、単独2位の賞金135万円を手にした。『Novil Cup』の賞金総額は他のチャレンジトーナメントの試合の1.5倍あるビッグトーナメントだけに、この単独2位で獲得した135万円は大きい意味を持つ。
チャレンジ賞金王には2011年のシード権が、また賞金王を除く上位5選手には2011年シーズン前半戦の優先出場権が与えられる。再びツアーの道を歩み始めた三橋、このチャンスを活かして来年、再びツアーの舞台に再挑戦してもらいたい。

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