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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2004

賞金レースの行方は…

今週は、賞金レースを争う片山(左)、谷口(中)、ヤン(右)の3人の動向に会場中の注目が集まる
賞金ランク1位の片山晋呉は、体調不良をおしてこの日初日を迎えたが、やはり「相当な無理があったのだと思う」(賞金ランク2位の谷口徹)。3オーバー21位と大きく出遅れた上に、ホールアウト後は蒼白な表情で、「明日は…ほんとうにダメかも」。
翌2日目の棄権もにおわす不吉な言葉を残して、早々にコースを後にした。

一方、追う谷口も苦戦している。出だしこそバーディを奪って一時、3アンダーまでスコアを伸ばしたが、「これだけ風が強くて、気温も下がってくると攻めきれない」。後半には最初の貯金を吐き出してイーブンパー12位タイ。

スタート前には、「70%」だった逆転・賞金王への自信は、前半の3バーディで「80%」まで上昇したが、4ボギーを打った後半の11ホールで「50%まで落ちてしまった。晋呉を突き放しておくつもりが、逆に詰め寄られてしまったね」と、残念そうに振り返ったが、もちろん、これで諦めるにはまだ早い。
「最悪のゴルフをしているわけじゃないし、ゴルフは1日終わっただけじゃ分からない。最終的に、上にいたらいいんだから」。
賞金ランク3位のY・E・ヤンが3位タイと好発進しているだけに、懸命に気持ちを奮い立たせる谷口だった。

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