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コカ・コーラ東海クラシック 2004

第2ラウンドを終えて、今井克宗が単独首位キープ

写真=パーセーブした最終18番で、思わず吼えた!!単独首位を守った今井
この日9日(土)は、朝4時半起き。サスペンデッドとなった前日2日目に残していた最終18番、ただその1ホールを消化するためだけに、5時40分にはコースに到着していた今井は、「早起きした甲斐があったよ!」と喜んだ。

7時29分からの競技再開は、右ラフから残り260ヤードの第2打。
再開のサイレンとともに打ったショットは、グリーンを大きくショートした。その瞬間「ダブルボギーも覚悟した」が、ピンの根元が見えないアプローチで、ピンそば50センチにピタリ。
これをねじ込み通算6アンダーで首位をキープできた興奮に、思わず腰の下で2度、3度とガッツポーズを繰り出していた。

前夜から、思いがけず距離が残ってしまったこの第2打のことばかりが、頭を駆け巡っていた。
朝は会場に来るなり、セカンドショットで持つ番手ばかりを練習した。

「どういうわけか、こういうときに限ってスプーンがいい当たりばっかりする」。
かえって不安になり、「きっと(グリーン右の)池だな」と、覚悟したほどだ。

「昨日から、絶対にボギー以上はたたくって思ってたから、パーセーブはすんごく嬉しい。台風の俺のやる気が勝っちゃった。こうなったらもういっちょ! 明日もガツガツ食いついて離さない! お茶の間のみなさんをがっかりさせないによう頑張りますよ」と今井。

昨年の最終日は、親友で練習仲間の川原希を、18番の池に投げ込み手荒い祝福をした。「今度は、僕の番です。もし、誰も投げ込んでくれなかったら? もちろん、自ら飛び込みたいと思います!」。
最終日の青写真は出来ている。

※この日9日(土)、前日2日目の残り競技を終了したあと引き続き行う予定だった第3ラウンドは、台風による悪天候のため中止。競技は54ホールに短縮されました。
最終ラウンドは翌10日(日)にアウト、インコースとも8時30分よりスタートする予定です。

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