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コカ・コーラ東海クラシック 2004

鈴木亨が予選落ちの危機から脱出、地元での2週連続Vに「僕がいちばん期待してます」

タイトなフェアウェーに、ところによっては150ミリ以上まで成長した深いラフ。今年の三好の、あまりに難しいセッティングに怖気づき、初日74をたたいて59位と出遅れ。ともすれば予選落ちの危機も、本人のプライドが、それを許さなかった。

先週のアコムインターナショナルで、2年ぶりの優勝をあげたばかりだ。「勝った次の試合で、予選落ちすることは、僕の中ではものすごく恥ずかしいこと」。自らに強いプレッシャーをかけて、この日2日目をスタートさせたのだった。

強い決意が実を結んだ。出だしの1番から3連続バーディ。7番パー5は、ピン手前5メートルに2オン成功。イーグルを奪うと、バック9は17番のボギーひとつに収めてこの日5アンダー。通算3アンダーまでスコアを伸ばして、「こうして、また2週連続で優勝争いに加われるのはほんとうに嬉しい!」と喜んだ。

98年に、千葉県に居を移しているものの、ここ名古屋からほど近い岐阜県の出身。今週バッグを担ぐ、愛工大明電高校ゴルフ部時代のチームメイト、平野智彦さんほか周囲の期待も高まるが、それ以上に「僕自身がいちばん期待してるんですよ」。2週連続と地元V。2つの目標を背負って決戦に挑む。

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