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日本オープンゴルフ選手権競技 2004

谷口徹が、後半の12番ホールを終えて、2位と4打差の通算8アンダー暫定首位「貯金を生かして、のんびりと行きます」

多くの選手が苦しむ難コースで谷口だけが、スイスイとスコアを伸ばしていく。とどまるところを知らないこの日の好プレーにストップをかけたのは、日没サスペンデッドを知らせるサイレン。

12番のティショットを打った時点で競技中断が決定したが、薄闇の中、それでも谷口は前へ前へと突き進んだ。

「ティショットがラフだったんで・・・。明日、朝露がかかった状態からスタートするのは嫌でしたからね」。

翌朝のコンディションまで冷静に判断して、このホールをパーで切り抜けてホールアウト。

12番終了時点で、2位と4打差の通算8アンダー。早くもぶっちぎりの暫定首位に「今日は風もなかったし、稼げるだけ稼いでおきたかった。これで明日は『ひとつくらいボギー打ってもいい』くらいの気楽な気持ちでスタートできますね」と、余裕のコメント。

翌16日は7時から、この日消化できなかった第2ラウンドの残り競技を再開し、10時(トップ組)から続く第3ラウンドをプレーする。
計24ホールの長丁場となるが、「とにかく、自分のプレーに徹するだけ。貯金を生かしてのんびりと行きます」。

国内メジャー初制覇と、賞金王になった2002年以来の復活優勝へ。カウントダウンが始まった。

※第2ラウンドは暫定首位の谷口徹をはじめ、午後スタート組の計20組65人が日没のため、ホールアウトできませんでした(17時16分に決定)。
この日消化できなかった第2ラウンドの残り競技は、翌16日の朝7時から再開。続く第3ラウンドは10時より、アウトインの3サムでスタートする予定です。

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