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ANAオープンゴルフトーナメント 2004

ドライビング王・小山内護「師匠を怒らせちゃいました・・・」

師匠が先週から、まったく口をきいてくれない。周囲の話によれば、「かなり怒っている」そうなのだが、「本人は何も言ってくれないから、謝りようもなくて・・・」困ったように頭を掻いた。

怒りの原因は、先週のサントリーオープン。同じ組でまわった予選2日間、ティショットで常にオーバードライブ。
不可抗力とはいえ、「オレは死ぬまで飛距離にこだわる」と言ってはばからない、ジャンボ尾崎のプライドを砕いてしまった小山内は、もともともと長打力のある選手。

今年からボールを変えたことでクラブとのマッチングが良くなって、自慢の飛距離にますます磨きがかかった。
現在ドライビングディスタンスで、2位以下を平均で10ヤード近く離して首位を独走中。先週、久々の同組ラウンドで、弟子に完全に置いていかれた師匠の苛立ちは、当然といえば当然だった。

当人は、「ジャンボさんは自分より飛んだら、すぐ怒るんです。あれから、なんか顔合わせづらくて・・・」と、いちおうは居心地悪そうにはしているものの、あのジャンボから睨まれるのは、まんざらでもない。
この日初日も、その豪打にものを言わせたプレー。
右ドッグレッグの5番パー5(520ヤード)。左からの風に乗せて、果敢に右の池超えを狙い、残り170ヤードの第2打は、なんと7アイアン。ピン2メートルに2オン成功。楽々バーディを奪った。
4年前にかかったパッティングのイップス病も、長年の試行錯誤の甲斐あってここのところ上り調子。7月に、「フェースに乗っけて距離感だけを出すストロークをしてみたら、途端に感じが良くなった」。4年越しに見つけた答えが、この日初日の首位発進に結びついた。

ジャンボに睨まれた先週の最終日は、全米オープンチャンピオンのレティーフ・グーセンとまわって大いに刺激を受けた。
「先にボギーが来ても焦らずに、上がりホールで盛り返してくる余裕・・・見習いたいな」。イメージは、ここ輪厚でメジャー級の優勝シーンだ。

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