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「ハングリー精神」で通算5アンダー2位タイ浮上、谷口徹<サントリーオープン2日目>

思わず、自分の中学時代を振り返った。「僕は、ジュニアの試合に出られるだけで、騒いでたのに・・・
。14歳で1日7つか、すごいね、大したものだね」。
視線の先には、14歳7ヶ月と7日の史上最年少記録で予選通過を果たしたアマチュア・伊藤涼太君。大会初日に最多の7バーディ(7ボギー)を奪い、この日2日目はさらに2バーディを積み上げた。
対する谷口は2日間で8バーディと、数だけでは負けているが、「せめてスコアでは一流プロというところを示さないと、と思った」トータルスコアでは4打リードで、なんとか面目躍如だ。
ツアー初出場を果たした2002年の東海クラシックから、10センチ以上も身長が伸びた伊藤君。170センチのひょろりとした体躯でかっ飛ばすドライバーも、平均260ヤードと距離が伸びて、破竹の勢いで成長をとげるスーパージュニアの姿は、36歳の谷口にもまぶしい限りだ。
「最初の印象からがらりと変わって、彼の1年1年の成長ぶりには目を見張るものがある。もう数年後には、伊藤君に負けてしまうかもしれないので、勝てるうちに勝っとかないと思ってね」と、強がるのが精一杯。

今週、「ハングリー精神」で、ここ総武に挑んでいる。
本戦前日の水曜日に行われた、サントリーオープン恒例のアマプロトーナメント。芸能人や著名人のアマチュアのみなさんが大勢に参加する華やかな祭典。
それにあわせてエスコート役をつとめるツアープレーヤーたちも、そのときもっとも旬な選手が選ばれる。
だが、そのメンバーの中に谷口の名前はなかった。

2002年に賞金王に輝いたものの、そのあと遠ざかっている勝ち星。トッププレーヤーの中に、自分も名を連ねることができなかったことが、悔しかった。
「その気持ちを、今週は燃えるエネルギーに変えて・・・。あとは結果で、示すしかない」。燃える男が、本気になった。

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