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久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント 2004

95年大会チャンピオン、細川和彦が2位タイ浮上

「とてもよい流れが、来ているような気がします」
95年大会チャンピオン、細川和彦が2位タイ浮上

ちょっと早めに現地入りした今週月曜日の夜に、「運気をもらった」。地元・福岡ダイエーホークスの王監督に食事に誘われた。市内の料亭で、旬の食材に舌鼓を打ったその翌日には2日連続で、対オリックス戦を観戦。それまで5連敗が続いていたチームは、両日とも2対1で2連勝をあげて、首位の座をがっちり守ったのだ。

その活躍に細川も発奮。接近している台風16号の影響で、午後から強風が吹き荒れたこの日2日目は、風の読みに頭を悩ませながらも最後までプレーに集中しきって68。2 位タイに浮上して、「監督が2勝をあげたツキが、僕にもまわってきたみたいだね」と喜んだ。

6年来の付き合いになる王監督との話は、いつも刺激的だ。

その中で監督は「ゴルフは個人スポーツだが、やはり“チーム”で戦っていくべきだ」と説いた。マネージャー、コーチ、トレーナー、キャディ・・・。「これからは、信頼できるスタッフで“チーム”を作って動いていかなければ世界では戦えない」と諭された。

また、「1打席1打席、1試合1試合。流れの中で、いかにチャンスをつかんで波に乗るか。それは野球でも、ゴルフでも同じことだ」とも。

現在、賞金ランク54位と低迷が続いている細川には、「成績が下がったときに、いかにそれを浅くで済ますかが大事」とアドバイスされた。「監督の言葉がいまも頭に残っていて、今日もそんなことを考えながらプレーしていた」という。

そのほか、ナイター観戦中には素振りをするバッターに「体のキレなど、ゴルフに通じるものがある」など技術的な発見があったことも、この日の好スコアにつながっている。

「・・・ただ、ゴルフは野球みたいに“見送り”ができないのがちょっとつらいな、とも思ったけれど」ジョークを言って笑う表情には、何かを吹っ切ったような明るさがあった。

「なんだか今週は、とてもまわりやすくて、普通にプレーできている、という感じ。ということは調子が良い、ということじゃないのかな。・・・とても良い流れが、僕に来ているような気がするね」。

2001年以来遠ざかっている勝ち星を、95年に初優勝をあげたここ芥屋で再び手繰り寄せて復活への糸口としたい。

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