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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2003

選手の飛距離、ボールの軌跡が、将来テレビ画面にリアルタイムに表示される!?今週、日本ユニシスがGPSを使った初の試みを運用中

池がらみの美しい17番。そのたたずまいとはうらはらに、選手たちが終盤の難所とし て警戒を強める パー4で、日本ツアー初の試みが行われている。
車のカーナビゲーションで使われているGPS(=グローバルポジショニングシステ ム)。これを使って 、各選手のティショットからホールアウトまでの、球が落ちた各地点を計測(=写真 上)。割り出したボール位置と距離を、近くに設置しておいた無線LANで受け、さら に光LANケーブルでクラブハウス内プレスルームのデータサーバーに飛ばす。する と、瞬時にその数値がパソコン上にグラフィック化して示される(=写真下)。
たとえば、17番でバーディを奪った伊沢利光がたどったボール軌跡は、ピンから残り 181ヤード地点の 左ラフからピン左奥7ヤード。画面上には、ティからピンフラッグまで約20度の角度 で、くっきりとその軌跡が描かれている。
日本ゴルフツアー機構のオフィシャルスポンサーである日本ユニシスが、今回、試験 運用に踏み切っ たこのシステムは、将来的にはテレビ画面やインターネットに表示。リアルタイムで 選手たちの飛距離とボール位置の情報を、お茶の間のゴルフファンのみなさんに提供 していく計画だ。

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