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日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2003

『今週のコースは、今年いちばんの難しさ!』ディフェンディングチャンピオン 佐藤信人

今年の日本ゴルフツアー選手権の開催コース、宍戸カントリークラブは、昨年までの コースより、「 易しい、との噂を聞いていた」と佐藤。「だからきっとバーディ合戦になるだろうっ て・・・」しかし、 実際に、前日火曜日はプロアマ戦で18ホール、この日水曜日は練習ラウンドで9ホー ルを下見して「と んでもなかった。今週のコースは今年いちばんの難しさと言っていい!」。
要所要所でシェイプされたファアウェーのすぐ先には、場所によっては200ミリ以上 も伸びたラフ。自 然林や池、バンカーが効果的に配され、グリーンには平らな面がほとんどなくしかも かなりのスピー ドがある。
「ティショット、アイアン、パター。どれかひとつだけ良くてもダメで、すべての分 野の安定度、技 術が要求される」特にティショット、セカンドショット次第では3打目にロングアイ アンも握らざるを 得ないという15番625ヤードのパー5や、ティグラウンドの視界が狭い最終18番 ホールなど、「上が りに難しいホールが続くので、3打差、4打差あっても結果はわからない」と警戒を強 めている。
そんなタフなセッティングでも、佐藤自身のゴルフの調子が上向きなのが救いだ。
前週3位、さらにその前の大会で2位。この2日間で、コーチの井上透さんとの調整も バッチ リで「準備は万端 です。ずっと流れがいいので、そろそろ優勝も運があれば…」と、前向きなコメント も飛び出す。
ディフェンディングの大会ではいつも、「良いプレーをしなくちゃいけない、と自意 識過剰になりす ぎて」自滅することが多かった。
「入れ込み過ぎないように、淡々といくことがまず第一」と、本番を前に、佐藤が連 覇への方策を語った。

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