「全力尽くします」
片山晋呉は、逆転にむけ虎視眈々

「あと8日間、8ラウンドが勝負だね！

僕と伊沢さんの差は、約1500万円差でしょう？（逆転は）大変ですよ、簡単なことじゃない。相手がいる1500万円だからなおさらです。でも、それはそれとしてすべてを受け入れてやるつもり。

このコースは、良かったり悪かったりの繰り返し。昨年、良かったから今年は悪いかもしれない、なんてことも思ったりするけれど、そんなこと言ってる余裕もないので、とにかく全力を尽くします。

ある程度、今週で差を縮めておいて、来週、大好きなコースで楽しみだな、という状況にはしておきたい。来週の最終戦で勝ったほうが賞金王、というほうがお互いに気持ちよくやれるし、そうじゃないと、ツアーも盛り上がらない。僕らには、ツアーを盛り上げるという責任もある。伊沢さんも、そういう意識を持ちながらやっていると思う。

毎年シーズン終盤、4年連続でこういう位置にいられることを幸せに感じながら、あと残り2試合頑張りたい。女子選手の出場にばかりスポットが当たるのじゃなくてね（苦笑）、僕らの争いででっかく紙面を飾りたいね！」

※文中の賞金ランクは、海外での獲得賞金を含むものです。現在、同ランク2位につけるトッド・ハミルトンは次週の米ツアー最終予選会出場のため、今週と来週の最終戦ともに、欠場します。伊沢とハミルトンの獲得賞金は現時点ですでに約200万円差がついています。

• 片山 晋呉