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ジョージア東海クラシック 2003

“魔のパー3”16番でゲン担ぎ、細川和彦が4位タイ

前日3日目に片山が、その3ホールだけで5オーバーをたたいたように、選手たちに とって三好の16番、17番、18番は鬼門だ。誰もが心の中で「無事に過ぎれますよう に」と祈る気持ちでプレーするという。
それほどの難所で、細川がある行動に出た。

ティグラウンドでバッグからおもむろに取り出したのは、なんと塩。そして、ティ ショットを打つ前に、それを身体にふりかけ出したのだ。

なんでも、前日3日目までに4つトリプルボギーを打って、「コースの難しさにやら れちゃった」ことを悔やんでいた細川は、特に難しいこの3ホールに挑む前に「ひど いトラブルにならないよう、お清めしたんだよ」。

効果はあった。16番では、左の崖を避けて、右狙いで打ったティショットがどういう わけかピン方向に飛んでいった。バーディはならなかったが、他2ホールもいずれも 無難にパーで切り抜けノーボギーの66。通算10アンダーで、4位タイでフィニッシュ だ。

「もうひと押しだったね! ・・・というか、一歩遅かった。やっぱり3日目までの スコアが痛いよ」と2年ぶりの優勝に届かなかったことこそ悔やんだが、その表情は 充 実感で輝いていた。

4位タイは、今季のベストフィニッシュ。

ゴルフの調子はいいのに、スコアには結びつかない。今年は、そんなストレスのたま るラウンドが続いていただけに、「やっと、良い兆しが見えてきたよ!」。

先月22日に、次男の和秋君も生まれたばかり。「今週の結果で、自信も出てきたしも うひとつ、いいこと(優勝)を作りたいね!」と声を弾ませた。

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