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フジサンケイ クラシック 2002

 30回記念大会チャンピオンは佐藤信人 プレーオフ2ホール目のツアー7勝目に、「よく頑張った、よくここまで追いつけた…」

 いったん戦線から脱落し、再び這い上がった17番ホールで、「絶対に勝ちたい…」と、佐藤は思わずにいられなかった。
 過去の6勝は、無欲の勝利だった。「終わってみたら、勝っていた」そんな展開が、多かった。
 だが今回は、初めて、強く優勝を意識して、勝ち取った7勝目。
 ウィニングパットは、プレーオフ2ホール目。「これまでで、もっともシビれた」60センチのパーパット。これを沈めて大歓声に、拳を突き上げ応えた佐藤は、(よく、ここまで追いついたな…)胸の中でそっと、自分を誉めた。

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