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中日クラウンズ 2002

< 最終日のハプニング > 「つき指しちゃった!」

 6位に浮上した桧垣繁正

 パッティングの調子が悪く、開幕から3戦連続の予選落ち。
 悩みに悩んだ末に、一昨年前、初優勝したときのパターを引っ張り出して、「今週こそ」と臨んだ今大会だった。
 最終日に67をマークして、6位タイ浮上に檜垣は、「とにかく嬉しい。ちょっと感覚がつかめた感じがしますね」と、笑顔で話した。

 「前のパターはピンのロングネックのもの。打感がしっかりしているし、当たった時の感触が、好きなんですよね。これまで、浮気しまくったけど困ったときは、これに頼ろうかなあ!!」
 この日のプレーを満面の笑顔で、ひとしきり振り返ったあと、ふと我に返った檜垣。
 眉間にしわを寄せて、「…やっぱり、まだ痛い…」とポツリ。

 最終18番。
 7メートルのバーディチャンスが、思い通りのラインに乗り、最後のひと転がりでコロン、とカップイン。
 「ずっとパットが悪かっただけに、このバーディがあまりに嬉しかったもので、キャディと派手なハイタッチしたんですよ。そのときに、どうも、つき指しちゃったらしく…」
 しばらく痛みが取れず、アテスト上でうんうん唸っていた檜垣。それでも、今後の試合には、支障なさそうだったのが、不幸中の幸い?

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