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日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ 2002

「余裕を持って、決勝へ!」

 初代チャンピオン、伊沢利光
 ときおり雨が降る中、何時間も、パッティンググリーンを、離れない。
 日が落ちて、ホウライの森がコースにうっそうと影を落とし、あたりが、薄暗くなっても、伊沢はパッティンググリーンを、離れないア。
 この日水曜日は、ときおり降りそぼる雨も気にせずほとんど半日を、練習グリーンで過ごした。
 「ドライバーもアイアンもだいぶ良い感じだし、あとはパター次第かな、と。優勝争いするには、パターが入らないと、話になりませんから…」
 先週のミズノオープン最終日に、「もともと、パンチが入る癖」を直すため、グリップをゆるめに握る策に出た。
 「まだ、これでいい、とは言い切れないけど、長い距離のパットで、柔らくストロークできている。今週は、引き続き、このスタイルでいきます」
 今大会2000年の初代チャンピオンは、翌日に迫った本番にむけ、黙々と“大会2勝”の準備をすすめている。

写真 = 練習の合間に、東京運動記者クラブゴルフ分科会のみなさんが選んだ『2001年最優秀選手賞』の表彰式にのぞむ伊沢。代表プレゼンターのサンケイスポーツ運動部・菅沼克至さん(=右)から記念のトロフィーと表彰状を受け取って「光栄ですね」と笑顔。
(※東京運動記者クラブ分科会…東京に本社をおく新聞、通信、放送のスポーツ担当記者が集まって作る団体)

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