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ダイヤモンドカップトーナメント 2002

< 今日のひとこと >「持ち味は、忘れちゃダメ!」

 得意のパット復調で5打差にも「諦めない」 芹澤信雄

 今季自己ベストスコアに、ゴキゲンだ。
 4月末から今月初めにかけて3週連続の予選落ちもあったが、ショットの調子は良かっただけに、「いつかは、と思ってやっていた」。
 65のベストスコアタイでまわって、通算11アンダーは、13位タイにも、満足そうだ。

 試行錯誤を続けていたパッティングが、ようやく、回復傾向にある。
 今年になって、33インチと、丈の短いパターを使ったことで、迷路にはまった。
 「最近、短いのが流行り。ミーハー的な感覚」で、気軽に手にしたものの、芹澤にとって、それはストロークに違和感を覚えるものでしかなく、「自分らしい、パットができなくなった」という。
 もともと、飛距離より、小技で稼ぐタイプ。
 「そろそろ、いつものステディさを、取り戻すべき」と、今週、愛用の34インチのパターを、再びバッグにしまってこの日の好スコア。
 同組でまわった弟子の藤田寛之のショートゲームの上手さにも、改めて舌をまいて、
 「悔しいけど、あいつ上手かった。やっぱオレも、持ち味は、忘れちゃだめだってこと!」
 トップと5打差と、差はつけられたが、「ボクも爆発できそうな予感はあるから」と、諦めてはいない。

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