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東建コーポレーションカップ 2002

「このオフは、子供孝行。だから不安だったけど…」 暫定首位の室田淳

 46歳が、はしゃいだ。
「今日の6番ホール(557ヤード、パー5)なんて、凄いよ。セカンド、5番アイアンだよ。残りエッジまで、208ヤード。…300ヤードは軽く飛んでるってことでしょう!? 自分でも、信じられないね」

 ここ近年で15ヤード近くも飛距離がアップした要因について室田は、インタビューで問われるたびにこう繰り返してきた。
 「道具ですよ、道具。それとボールのおかげ。すばらしいクラブと、ボール。この2つがあったからこそ」
 確かに、それもあるだろう。
 だが、それだけが、すべての理由でもない。
 昨年のカシオワールドで、7年ぶりのV。そして今年1月、ハワイのローカルトーナメント、『パールオープン』での大会5ぶり、2度目の優勝は、40歳を迎えたころ、持病の腰痛克服のためハードなトレーニングに取り組み、体をイジメ抜いてきた成果だ。
 そして、フェードから、ドローへのスウィング改造。
 道具の進化とともに、自らも進化することを決意したときから、長い長い時間かけて、じっくりと取り組んできたことが、いま、確かに実を結んでいる。
 「開幕戦で、5アンダーなんて、今までなら考えられなかったけどねえ…」と、首位スタートには、感慨深げに、腕を組んだ。

 実は、今週の第1戦を迎えるにあたり、ちょっぴり不安もあった。
 このオフ、ほとんど、クラブを握っていなかったのだ。
 というのも、次女の真子ちゃんが、中学受験。長女・明香ちゃんは、昨年春に生まれたばかりで、よちよち歩き。
 「ずっと、子供たちのそばにいたんだ。数学とかも一緒に見てやったんだけど、今の子供って、難しいことやってんだよね。俺のほうがちんぷんかんぷんでね(笑)オフは子供孝行ってやつ」
 だから、「今週は大丈夫かなあ、と心配していたんだけど」と打ち明けたが、長年の努力の蓄積は、多少のブランクには、びくともしなかったようだ。

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