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日本プロゴルフ選手権大会 2001

「まだまだ発展途上です」

倉本昌弘が、心臓大手術後のベストフィニッシュ6位

 「もっと上に行けると思ったんだけどなあ!!
 このゴルフで6位かあ…という感じ。
 でも、ツアーに戻ってきて改めて思うんだけど、みんなたいしたことないなあ、というのが実感。なんて、冗談だけど(笑)そういう風に思えるまでになった(=体調が回復した)ということが、ほんとう嬉しいよね。
 それにしても、今日は15番。フェアウェーからボギーにしたのが痛い。
 あのへんが、45歳にしてまだまだ発展途上だなあ、と思います。

 今回は、選手としてだけではなく、大会の運営委員としても参加したわけですが、ひとまず、大会をうまく乗り切れたという気持ちがひとつ。
 あとの反省点としては、もう少しスコアを出すセッティングにしないと、見ているお客さんにとっては、あるひとつの面では、面白くなかったな、ということ。
 この大会が、“エンターテイメント”でなければ、今回のセッティングでも面白く見れたかもしれませんが、『日本プロ』は、『日本オープン』ではないんです。
 日本プロが、日本オープンと、同じようなセッティングをしてしまっては、個性がなくなって、大会自体の面白味がなくなってしまうのは当然ですよね。
 今後は、もっと大会独自の個性を出していくことを反省材料に、根本的に考え直す時期が来ているという気がしています」

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