田中秀道が、昨年の雪辱を果たした。
　1番でOBのダボという苦しいスタートながら執念で盛り返し、5打差を大逆転。
　1年間の成長ぶりを、関西のファンに印象づけた。

　「1年越しで、やっと勝つことができました。
　今日は1番のOBから始まって・・・応援に来てくださった方には、『また、暴れたまま帰るのかな』と思われたかもしれませんが、あのOBのおかげで、『もう、あとは行くしかない』くらいの差ができ、かえって開き直ってプレーができたと思います。
　今回はひとまず昨年のリベンジが成功したわけですが、4日間のゴルフの内容を振り返れば、まだまだ。自分の30歳という年齢らしい、大人のゴルフはできたとは言えません。これからも、まだまだ試合は続きます。一生懸命戦って、年齢にふさわしいゴルフができるように頑張っていきたいと思います。
　ここ関西は、研修生時代を過ごした思い出の地でもあります。その関西で、（95年の）フィリップモリス以来の２勝目。ひとまず、大阪では羽ばたけたと思うので、次はぜひ、世界で・・・（笑）。
　今日は、たくさんの応援を、本当にありがとうございました」

• 田中 秀道