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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2001

「キャディのほうが、エラそうかも・・・」

横田真一が、久保谷健一をキャディに起用

 プロアマ戦終了後、練習場でスィングチェック。
 横田の背後から、厳しい声が飛ぶ。 「よ〜し!! 良い球だ!」
 なぜか選手より、態度が大きい横田のキャディは、ツアープレーヤーの久保谷健一。
 「もう、プレー中も『はい、ここはこのクラブ』って、渡されて『かしこまりました』ってけっこう言いなり。どっちかといえば、キャディのほうが、エラそうかも・・・(苦笑)」
 練習仲間の同級生コンビは、今季シーズン途中に交わした“約束”で実現した。
 「最終戦の日本シリーズ、お互いに出られなかったほうが、バッグを担ごう」
 横田が、先週のカシオワールドオープン終了後、今大会出場資格の賞金ランク20位に滑り込み、出場を決めたため、今回の結成となった。
 普段から仲が良く、プレースタイル、性格を良く知っているだけに、横田にとって久保谷が心強い相棒となることは間違いない。
 今週の出場で、全試合フル参戦を果たしたのもかかわらず、今季未勝利なだけに、最強コンビでのV獲りについて横田は「ムフフ」と、意味深な笑いで、意欲をあらわした。

 横田のほか、所属先の社長をキャディに、上位進出を狙う室田淳のほか、6月のよみうりオープンで初優勝を挙げて、今大会の初出場を果たした福澤義光は、女子プロの片野志保選手を起用した。
 井上透コーチの門下で、福澤&片野コンビは、今回で5度目。
 片野プロは、今季の日本女子ツアーのシード入りはならなかったが、10月に受けた米女子ツアーの最終予選会で13位に入り、来季の出場権を手に入れている。
 今週は、日本女子ツアーの統一予選会が重なるが、「来年はアメリカに専念する」と、そちらの出場を取りやめて、福澤のアシストをかってでた。
 「福澤さんの役に立つ、良い仕事ができれば」
 “女房役”として、今週の奮闘を誓っていた。

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