Tournament article

ジョージア東海クラシック 2001

「僕は“地元”で、しかも“ジョージア”ですから・・・」

『TEAM GEORGIA』田中秀道は18番のダボにガックリ・・・

 この日6アンダー、通算10アンダーで迎えた18番。
 グリーン左池超えのセカンドショットは、「フライヤーを計算したのに、9番アイアンそのままのキャリーしか出ずきれいに」池へ。
 6オン、2パットのダボに「鳥肌立ちます。・・・自分が情けなすぎて」と田中が、肩を落とした。
 前日朝から左肩から背中にかけて、痛みが出ていた。
 「かえって、力が抜けていいかも」と楽観的に考えるようにして、「だましだまししながら」懸命に伸ばしてきたスコア。たった1ホールでそれを無駄にした悔しさを滲ませて、田中は、インタビュールームに座った。

 田中の話「背中、肩の痛みは、筋肉が張った状態です。スィング的には、力が入らなくていいかな、と思いつつ、筋肉の固さもあり、バッグスィングでは手が上がりにくく、コントロールが効かず、とにかく曲がらないように、思いながらのラウンドでした。
 パットのフィーリングはとてもよく、これなら、ティショットを曲げても、バーディ取れそうだな、とか、しっくり来ないなりにも、だましだましやってきて、その結果、体調的には、6アンダーのペースじゃないのに、6アンダーまで伸ばしていけて・・・。なのに、そのままのスコアで上がれないところに、自分の詰めの甘さを感じますね。
 鳥肌たちます・・・自分が情けなさ過ぎて・・・。
 今日も伊沢さんとのプレーだったのですが、伊沢さんからすれば、最後の僕のああいうミスは、致命傷なんでしょうね。僕が必死に8アンダーなのに、伊沢さんは楽々11アンダー。このへんを考えつつ、もっとしっかりしないと、と改めて思いました。
 僕はピンの位置によって、たとえば、右に逃げる場合でも、伊沢さんは、ボディーターンのハイフェードで、狭いポジションでもピンの根元に打ってくる。ミートの仕方に無駄がないというか、どんな場合でも、どんなクラブでも、思い切り球を上げて、直角に飛んでいくショット・・・。
 やはり、今日も圧倒されっぱなしでした。
 ・・・でも、僕は今週、“地元”で、しかも“ジョージア”ですから、なんとかしたい。明日から頑張りますよ」

関連記事