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日本オープンゴルフ選手権競技 2001

「普通に、打ったほうが良かったかな(苦笑)」16番で見せた手嶋多一の変則パット

 「16番のセカンドショット、うまく打ったと思ったんですが、グリーンのカラーとラフの境目にボールが行ってしまって。
 普通にパターすることは難しいと思い、ひらめいて、パターのトゥの部分で打つことにしたんです。去年の沖縄オープンで、たしか台湾の林さんに教えてもらって、そのとき、練習場で、2,3回だけ練習したことのあるパッティングだったんですけど・・・。でも、試合でやるのは初めてだから、やっぱりバフィーで行ったほうがいいかも、と一瞬、悩んだんですけど、うまくいけば、そっちのほうがかっこいいかなあ、なんて、思っちゃったんですよね。
 思い切って、飛び降りるつもりでトライして、打った瞬間は、いい感じでいったなあ、と思ったんですけど、思ったよりボールとクラブの間に草が挟まってたのと、反対側から見たらかなり、傾斜が下っていたのとで、また反対のカラーとラフの間まで行ってしまいました。・・・すごく、カッコ悪かったですよね(笑)。
 やってしまってから、『なんであんなことしたんだろう・・・こんなことなら、パターで普通に打っておけばよかったかなあ』なんて、かなり、後悔してました(笑)。

 明日は、とにかく、アンダーを出さないと、だめだと思う。
 できれば2アンダーで・・・8アンダーまで伸ばせばきっと勝てる。それでダメなら、しょうがない。
 明日になってみなければ、どうなるかわからないけど、ここまで来たら、やるしかない、と思って頑張ります」

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