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アジアパシフィックオープンゴルフ選手権競技キリンオープン 2000

「かっこいいの選んだら、ミスしちゃった」片山晋呉

多彩なアプローチの技に定評のある片山晋呉。3番パー4では、それがかえって仇となるミスをおかし、ボギーが先行。しかし、後半は才能を活かしたスーパーアプローチを披露して、盛り返した。通算3アンダー、2位タイで決勝ラウンドに挑む。

片山晋呉のはなし「3番パー3でセカンドをバンカーに入れて、そこからどんなアプローチをしようかすごく迷ったんです。これまではバンカーショットが僕のウィークポイントで、最近たくさん練習したおかげで、いろんな打ち方ができるようになったんですね。で、今回はどんな打ち方を選ぼうかな〜って迷って。3番の状況は、すごくたくさんの選択肢があって、僕としては『高くあがる球で、かっこよく決めたい』って思って、その中から一番、難しいパターンのものを選んでしまった。そしたらそれがミスしてボギー…。6番でも1.5メートルをはずす、つまらないボギーをしてしまったし…。
でもこのコースは、バーディがそんなに来るところじゃないし、1日にいくつかは『しょうがないボギー』もあるところ。『まあ、いっか』くらいの気持ちで、ボギー2つにもなんてことなくやってましたね。
 そしたら9番パー5ではグリーン左にはずしたコブ超えのアプローチを、ロブショット気味にあげたら、適度にスピンが効いたピタっと止まる球でピンまで50センチのバーディ。 15番ではピンまで3メートル、最後の18番は2メートル半を沈めてバーディが取れました。
 流れとしては、14番のパーが大きかった。残り178ヤードの第2打を、グリーン左奥の林に入れたんですが、そこからの20ヤードのアプローチは世界クラスっていうほどうまかった(笑)。『ピンを狙ってみよう』と、打ったら1ピン距離(2〜3メートル)に寄って。ここでは、ほんと『かっこいい』のができました(笑)。他のみんな(細川和彦、林根基)も、うまいって誉めてくれたしね。このパーで、2打は違ったんじゃないかなあ。

 今年は去年と違って、いい開幕スタートが切れています。僕はプレー中のルーティング(プレーヤーが、ショットごとにきまってする動作のこと。ルーティンワークとも言う)を、試合ごとによく替えるんですが、最近はその動作がどんどん省略化されて、アドレスしてから打つまで、0.5秒ほど短くなっていると思います。やるべきことが減って、省略していけるってことは、調子がいい証拠です。
 明日は、ぜひ優勝して、(片山の地元の)茨城弁でなまってインタビューをやりたい。目標は、それだけですね(笑)」 

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