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JGTO TPC イーヤマカップ 2000

コース北に位置する那須連山

 佐藤信人は、「昨日まではグリーン上の傾斜ばかりを気にしすぎて、目の読みが甘かった。今日は目を強めに読むようにしたら、入り出しましたね」と、17番、16番で6メートル以上のバーディチャンスを入れるなど、パットが決まって67。通算8アンダー、7位に浮上してきた。
 ホウライカントリー倶楽部のグリーンは、コースの北に位置する茶臼岳など、那須連山からコースに向かって順目になっているといわれる。
 「細かいことはわからないけど、山のほうからグリーンの目が来ていると聞いています。それだけをかなり意識して今日はプレーしましたね」と、この芝目を読みきって、上位進出だ。
 前日の53位から、通算7アンダー、8位タイに浮上してきた手嶋多一も佐藤同様に「目を意識してパットをすると、けっこう決められた」と話す。
 この日は最終9番でも、第2打を大きく曲げてグリーンから70ヤードも離れた右バンカーに打ちこむなど、右へ左へぶれるショットを「ビックリするくらいよく入った」というパットで補い上位進出。最後は12メートル残ったパーパットもしっかり決めて、「快感! ここのグリーンは、目が強いのでフックラインならフックラインと打つ前にしっかり決めておけば、不安な気持ちが消えて打ちやすくなる」とニッコリ。

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