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JGTO TPC イーヤマカップ 2000

大会実行委員長・鈴木規夫JGTOエグゼクティブディレクターより

 「まず、今回この『JGTO TPCイーヤマカップ』を開催するにあたって、2番、9番、14番、15番、18番ホールのティグラウンドを新設し、全長6,865ヤードで競技を行います。
 フェアウェーの芝の長さは12ミリ。幅は270ヤード前後の地点を25ヤード〜30ヤードに設定しました。ただし、ドッグレッグホールは、これより広げている箇所があります。
 ラフの長さはだいたい12ミリ〜15ミリ。大きく曲げると、さらに深いヘビーラフから打つはめになります。グリーン上は3.3ミリのダブルカット(2度刈り)。スティンプメーター(速さ)は今朝の時点で10.5フィートを記録しました。コンパクション(硬さ)は10〜11。予定より、少し数値が低いですが、これはピンセッティングで調整できると思っております。
 グリーンカラーの芝の長さは8ミリ〜10ミリで、幅は1メートル。ただし、グリーンをはずすと12センチ前後のラフが待ちうけます。
 また、池周辺の芝をカラー並みに刈りこんでおり、ショットを曲げると、池に転がりこんでしまう計算になっています。
 全体的には、フェアウェーをキープしないと、次の1打が難しくなるようにセッティングしています。いいスコアを出すには、フェアウェーをはずさないこと。これにつきます。
 今回のセッティングに関しては、会場が決まってから、中嶋常幸選手や渡辺司選手、倉本昌弘選手など選手理事から出してもらった40件以上の要望に、できるだけ添う形にしました。特に、中嶋選手の意見は80%以上を取り入れることができたのではないかと思っています。優勝スコアは、4日間で12アンダーから16アンダーくらいになるのではないでしょうか。とにかく、ツアープレーヤーが、ファンのみなさまに夢と感動を与えられるようなセッティングにつとめてまいりました。
 あとは、この舞台で選手たちがどんなファインショットを見せてくれるか―。今週は、ぜひ、ホウライカントリークラブに足を運ばれ、エキサイティングな選手のプレーを間近で味わってください」

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