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マンシングウェアオープンKSBカップ 2000

「ツアーのグリーンはやっぱり早い!!」

デサント契約選手の生駒佳与子さんに「思ったより、少し強めに打ってみて」とアドバイスを受けて打った、元宗克彰さん(岡山県・山陽町在住)の3球目。球は、ゆっくりとカップにむかっていき、最後のひと転がりでコロン。カップに吸いこまれた。
最終日の11時から練習グリーンで行われた「ツアーのグリーンを体験しよう! チャリティパッティングコンテスト」で、元宗さんが参加者50人中、初のカップイン。ゴルフ歴10年、ハンデ19の元宗さんは、「パットは得意なんです。いつも友達から、『パットだけはシングル』とからかわれるくらい。最初の1、2球目はちょっと左にむきすぎていたので、最後の3球目に心持ち右をむいて打ったら、“ちょいフック” でうまいこと入ってくれました。でも、ツアーのグリーンは思った以上に早かった〜!!」と、声を弾ませた。
1回3球挑戦で、1球カップインすればデサントのマスコットの小ペンギン、2球で中ペンギン、見事パーフェクトを決めると大ペンギンがもらえるこのコンテストには、元宗さんほか数人が、「ぜひ、本番と同じ速さに設定されたグリーンに挑戦してみたい」と、開催時間30分も前から列をつくって“開演”を待っていたほど。
開催時間は約1時間30分。終了時間がきても、まだまだ参加希望の長い列は続いていたが、残念ながら全員消化できないうちにやむをえず途中で打ちきるしかなかった。
元宗さんは賞品の小ペンギンを手に、「田中秀道さんのファン。でも、今週は欠場と聞いて来るのはやめようかな、と迷っていたのですが…。本当に来てよかったです。いい思い出になりました」と、生駒さんとがっちり記念の握手を交わした。
(写真=真中が元宗さん、右は一緒に来場した友人の山本高広さん)。
生駒さんは、「速く設定されたツアーのグリーンは、やわらかなタッチできっちりラインに乗せないとなかなかカップインが難しい。でもこうして、ファンの方々もトーナメントと同じグリーンを体験できる機会が増えてくると、楽しいですよね」と話した。
ちなみに参加者50人中2球までカップインさせた人は2人、1球を成功させた人は10人だった。

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