賞金王奪回を狙う佐藤信人

　初日、６オーバーの20位タイと大きく出遅れた佐藤信人だったが、一晩で別人のように立ち直り、２日目はベストスコアタイの66をマークして、イーブンパーにスコアを戻し、順位も11位タイに浮上した。

　佐藤の立ち直りを手助けしたのは、帯同コーチの井上透氏。
　昨日撮影したビデオと、佐藤が絶好調だった日本プロ選手権のときのビデオを昨夜仔細に見比べて、違いを発見し、さっそく電話でアドバイスしたという。

　「井上コーチが、お尻が下がって手が前に出ているので、前傾を深くして、手をダランと下げた、ちょっとハンドダウンの感じにアドレスを直してみたら、と昨晩電話で言ってきました。
　今朝、練習で試してみたら、すんなり立てるし、振り心地も良かったのでとりあえずそれで行ってみたら、力も入るようになりました。
　スウィングは変わって行くもので、徐々に崩れてしまいますね。姿勢が知らない間に崩れて、立っているときも気持ち悪くなっていました。
　今日はそれ（井上氏のアドバイス）をやって正解でした。いいスコアが出ると気分的にも明るくなれますね」

• 佐藤 信人