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アコムインターナショナル 2000

「選手アンケートで上位にランクした石岡GC」

小山和顕・競技運営ディレクターの大会みどころ。

 アコムインターナショナルが、ここ石岡ゴルフ倶楽部で開かれるのは昨年に引き続き、2度目です。
 昨年末、選手会がツアー選手を対象にアンケートを行いました。
 アンケート内容は、「グリーンコンディションの良かったトーナメント」「コースセッティングの良かったトーナメント」「練習場の良かったトーナメント」など、部門別に調査して総合評価をつける、というものでした。

 そのアンケートでここ石岡は、「練習場」部門で2位。これは、330ヤードと広大な敷地に、芝生の上から打てる環境を選手たちは高く評価したのでしょう。
 さらに、「グリーンコンディション」の部門でも4位と上位にランクインし、総合評価は堂々の4位。百戦錬磨の選手たちにも認められた、高水準のコースなのです。

 今年も、昨年同様、素晴らしいコースができあがりました。
 ラフは、水曜日現在で85ミリ。野芝の、絡みつくようなラフは、100ミリ近くも成長すればボールはスッポリとはまりこんでしまい、脱出はそう簡単ではありません。
 曲げれば、苦戦を強いられるでしょう。
 グリーンスピードは、現在11フィート弱。最終日にむけて、ますますスピードは増しますから、グリーン上の戦いも熾烈です。

 また、今年はコースにいくつかの改良点を加えていることも見逃せません。
昨年大会は495ヤードのパー5だった11番。
 今年は距離を35ヤード短くし、460ヤードのパー4に変更しました。以前のパー5なら、比較的距離が短かったため2オンのイーグル狙いも可能。難易度も18位といちばん易しいホールだったのが、距離の長いパー4になったことで、パーをキープするのも困難なホールに生まれ変わりました。

 続いて15番。
 距離を20ヤード長くして、465ヤードとこれまた長いパー4に。このホールはグリーンの形状も難しいので、ティショット、セカンド共、しっかりとしたショットを続けないと、パーキープどころか、ボギー、ダボもありえそうです。
 この2ホールの改良点が、本番で選手にどう影響するか。そのあたりも注目をしていただきたいと思います。

 プレーヤーは、昨年のチャンピオン・田中秀道をはじめ、尾崎将司、細川和彦など、役者が揃いました。
 石岡で2回目を迎えるアコムインターナショナルを、心行くまでお楽しみ下さい。

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