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ダイドードリンコ静岡オープン 2000

ディフェンディングチャンピオン・金鍾徳

 昨年大会で、最終日に笑ったのは韓国出身の金鍾徳だった。
 ウィニングパットは、ピンまで10メートルのグリーンカラーからのパーパット。これを4回もしきりなおしして金は、「あれは強い風の影響だよ、…まあ、プレッシャーも多少はあったけどね」と、笑った。
 99年大会は、第2、第3ラウンドと2日間、豪雨にたたられ、両日でサスペンデットとなるなど、波乱の大会でもあった。その中で、金の粘りのゴルフが光った。 「“アマチュアスタイル”の、極端なオープンスタンスのパッティングが勝因だった」と金。オフの間は、スクエアスタンスで練習していたが、開幕を迎え、元々得意だったオープンスタンスに戻したことで、勝利を呼びこんだ。「スクエアだとプレッシャーが強くかかる。しかし、オープンにすると、打ち出しラインがよく見えたんだ。これが大きかったね。最終日はすごく寒くて、前日3日目分のラウンドを終えてから背中が痛くなってきたんだ。ドライバーショットに影響が出たけど、いいリズムをこころがけてプレーしたら、なんとか持ちこたえた。きょうは常に自分が優勝することだけ考えてプレーできた。プレーを終えて、すぐに妻に電話して、優勝の報告をしてきたよ(笑)」(昨年の優勝コメントより)。

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