Tournament article

ダイドードリンコ静岡オープン 2000

1番パー4の、大きく左にまがったティショットは、運良くフェアウェー真中へ

たくさんのファンに見守られながら打った田中秀道の1番パー4のティショットは大きく左へ。ギャラリースタンドのあちこちから、ため息がもれた。
次の室田がアドレスに入ったその瞬間、今度は大きな歓声とどよめきが。
いったん林に入った球が、松の木で跳ねて、フェアウェー真中の絶好のポイントに転がり出てきたのだ。やんやの歓声に、おどけて深深とお辞儀をしたあと、田中はひざまづいて、お決まりのお祈りのポーズ。ギャラリースタンドは笑いの渦に包まれた。
この日は、出だしから運と観客を味方につけた田中には、どうやら最初から分があったようだ。

関連記事