開幕戦の東建コーポレーションで4年ぶりの勝利を飾った芹澤信雄は、先週の喜びもさめやらず。「ほんっとに嬉しかった、初優勝したときとはまた違う喜び。ゴルフの厳しさを知ってからの優勝は、こんなに嬉しいものなんだね」と噛み締めた。
　好調は、今週になっても続いているようだ。
「先週の疲れはあるけど、それも心地のいい疲れ。きょうのプロアマ（トーナメント）も、打ったらフェアウェー行くし、アプローチしたら寄るし、パットしたら入るし…いまはゴルフをやったら、やっただけ楽しくて。気持ちにも余裕があるから、そんな自分がなんだか怖いよ。来週は日程がちょっと空くし、今週も頑張っちゃおうかなってね」と、2連覇宣言ともとれるコメントも飛び出した。会場の静岡カントリー浜岡コースとの相性も「バッチリ」で、「僕向きのコースだからやりがいがある」と、手応えは充分のようだ。　今週火曜日に会場入りした途端、周囲からはお祝いの嵐。特に「中嶋さんや、倉本さんなどの、いま調子の悪い選手から『オマエが勝てるんなら、俺もやれそうだよ』と言ってきてくれた。自分が勝つことで、仲間にも夢を与えたことが非常に嬉しい」と、感無量といったようすだった。