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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000

「持ち味のドライバーショットを生かして結果を出したい」

5位タイの山本昭一。

 身長182センチの体格を生かして繰り出すドライバーショットは、調子が良ければ300ヤード以上を記録する。「でも、僕はもともとアプローチ、パットのほうが得意。だから、ティショットで飛ばして短いクラブで攻めるのが理想」という。
 だが最近、さまざまな情報が山本を惑わせ、「プレッシャーがかかったときにショットの不安な部分が出て、上がりホールで叩いてしまってリズムに乗れない。1週間、ヘタすれば、1日単位で飛距離も上下して、持ち味を生かせない」のが悩みだった。
 それが、先週のチャレンジ競技のプロギアカップ、後援競技の北陸オープンに出場して、「ショットで少し掴んだ部分があって、絶好調…とはいえないまでも、リズムは上向いてきました」と、4バーディ、ノーボギーの68でまわって5位タイグループ。「自分の中のパーセンテージも上がってきましたね」と満足気だった。

★ 山本昭一
 中学生のときは野球少年。だが、監督の采配に抗議したことで険悪になり、退部。興味を抱いていたゴルフに転向し、卒業後すぐに現在の所属先・養老CCの研修生に。
 はじめてクラブを握ったのは9歳のとき。ジャンボ尾崎のチャンピオンズマッチというテレビ番組を見てゴルフに憧れ、その年のお正月に、お年玉をはたいて980円の6番アイアンを買ったのが始まりだった。翌年からミズノのアイアンを少しずつ買い集め、フルセットに揃えた思い出がある。
 今季はファイナルQTランク54位の資格でツアー参戦。ツアー会場では、シード選手の溝口英二らと行動を共にし、「最近、活躍している彼に早く追いつき、そして追い越したい」と大いに刺激を受けている。

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