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〜全英への道〜ミズノオープン 2000

ミズノ主催のこの大会、所属選手たちの意気込みを聞いてみた

現在、賞金ランク、全英オープン日本予選ランク共に首位を走る佐藤信人
「きょう、プロアマ戦でコースをまわってみて今年の瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、いつもよりラフが深く、しかも近く(フェアウェーの幅が狭く)感じました。ファーストカットのラフはそれほどでもないけれど、セカンドカットからは非常に深い。ティショットでラフに落としたら大変ですよね。先週のコース(よみうりカントリークラブ)のような、OBの圧迫感はないけれど、ティショットで曲がるとノーチャンス。フェアウェーをはずして、(セカンド地点に)行ってみると、ほんと大変。曲がれば曲がるほど、難しくなるといった感じです。
逆に、フェアウェーをキープできたら、バーディは取りやすい。非常にフェアな設定になっていると思います。
今週の自分の調子自体は、ちょっと疲れが出て腹筋とか腿とか、あちこち痛くて万全とはいえないので…今週は、予選通過が精一杯かもしれません。自分に期待はできそうにないのですが、なんといっても所属先、ミズノの大会。気力で頑張ろうと思っています。

昨年の全英オープンで15位タイと健闘し、今年の出場権を持つ米山剛。年間3勝をあげた昨年と比べると、今年はまだ本調子とはいえないが―。
「今年は開幕3戦目あたりからスイングを変えているんです。クラブの入り方とか、細かい部分なんですが、1番、変えていくのが大変な部分でもある。そんなに簡単にはいかないですよね。だから今週は…優勝なんてありえないとは思うけど、ミズノの試合だから、予選くらいは通らないと(笑)とは思っています。
コースの風景は非常に全英の雰囲気に似ていますよね。どこに打っていったらいいのか、打ち出し方向が見づらい部分とか非常に似ている。そういう意味で、とてもいいコース。できれば、4日間やりたいな」

今季から取組んでいるスイング改造の影響で、静岡オープンの週に腰を痛め、3週間ほどクラブも持てない状況が続いていたミズノ所属の桑原克典。
「全英、行きたいですよ〜。でも、スイング改造で、それまで使わない筋肉を使ったことで、腰を痛めてしまって。きっと負担がかかったんでしょうね。その影響で、今はパットの調子が悪い。パットで球をひっかけるイメージがあるんです。だから、全英出場(優勝)はちょっと難しいかな。ここのコースはラフは深いし、グリーンも硬くて早い。いかにフェアウェーをキープしていくか。そしていかに、グリーンで球を止められるかが課題。それと風次第ですね。
今週のこの大会を、浮上のきっかけにしたいとは思いますけれど…」

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