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タマノイ酢よみうりオープン 2000

「ここはショットで自信をなくすと、どうしようもなくなるコース。まだまだわかりません」

インスタートの11番で10メートルのバーディパットを沈めると、15番からは4連続を奪って爆発。佐々木久行が7バーディ、ノーボギー。単独首位の好スタートを切った。

「今日のこのスコアはたまたまです。このコースは左右にOBがあって、やらしいコースなので、あまり好きなほうではないのですが、今日はたまたまうまくいきました。今季、まだ予選落ちなしですけど、それもたまたま。すごくショットがいいというわけではないのですが、今年はパターがよく入ってるかな。これまでと変わりなく、何も考えず打ったのが、読みがあって、たまたまそこにうまく打てているという感じ。今年はバーディ数も多いですしね。そこでたまたま上に来ることが多かったり、予選落ちしなかったり…という感じです。
今日はたまたまトップですが、このホールは、ショットで自信をなくすとどうしようもないコース。まだまだわかりませんよ」

★佐々木久行 94年の日本シリーズにその年未勝利ながら初出場し、最終日7打差3位から追い上げて、尾崎直道に逆転優勝したのは94年のことだった。そして、翌95年の日本プロゴルフ選手権でも最終日、首位の鈴木亨と4打差のスタートながら、2イーグルを含む9アンダー、63の大逆転で2勝目をあげ、その勢いをかってかねてより夢だった米ツアーのQスクールに挑戦した。
そのQスクールは難なく突破し、96年からは日米両ツアーかけもちで戦ったものの、賞金ランクは159位に終わりシード権は得られなかった。97年からは再び国内に専念。開幕すぐの静岡オープンで3勝目をあげたが、その夏以降、左手首にできた腫瘍のかたまりが痛み出し、クラブを振るのも困難に。手術に踏み切り、その年の残りと翌99年の秋ごろあたりまでを棒に振ってしまったのだった。

その佐々木がようやく今年、復調のきざし。10試合出場中トップ10フィニッシュ3 回。賞金ランクは現在13位。三菱自動車トーナメント最終日には6アンダーをマークして、前日19位から6位に浮上するなど本来の爆発力が戻りつつある。
「もう一度、アメリカに挑戦したい。この目標のために頑張っている」という佐々木が、3年ぶりの優勝に向け、幸先のよいスタートを切った。

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