Tournament article

東建コーポレーションカップ 2000

芹澤信雄が、相変わらずのスティディーゴルフで、首位をキープ

 単独首位で2日目をスタートした芹澤信雄は、出だしの10番パー5で1メートルを沈めてバーディを奪うが、12番、16番をボギーとして後退。
 しかし、「他の選手もスコアが伸びていないし、難しいのはわかっていたので、しょうがないと思って、焦らないようにしました。1つか2つ伸ばせればいいという感じだった」と、あくまでもマイペースを守り通した。

 そんな中で迎えた3番、405ヤードのパー4、ピンまで10メートルのバーディトライがカップイン。これで波に乗り、4番、6番でともに50センチのチャンスをものにしてトータル6アンダー、首位の座を守った。

「風が止んでもグリーンは難しい。同組の小山内(護)君がキャリーでグリーンに落としても奥まで行ってしまうんです。でも、僕はといえば、いつも手前から行くから、風が吹く、吹かない関係ないんですね。

 飛距離は2年前より10ヤード伸びてます。セイコーのSヤードを使い始めて飛ぶようになったので、無理してスウィングを変えなくてもいいのじゃないかと思うようになれたんですね。飛距離は最近では、お金で買えるんです(笑い)。

 目の手術(視力回復手術)をして1カ月ですが、3カ月間ぐらいはサングラスをしていた方がいいと言われているので、普段の生活でもサングラスを掛けています。今では外すと違和感があるくらいで。

 先週、サングラスを外してゴルフをしてみましたが、バンカーなんか、(砂の白さが)まぶしくてつい目をつぶってしまう。先生によるとプロゴルファーやスキーヤーは紫外線で目をやられることが多いので、サングラスをした方がいいってことですよ。(米ツアーのデビッド)デュバルか芹澤か、って…言われませんね(自分で突っ込んで笑)。

 楽しいですね。開幕からこういう位置でやれるのは久しぶりですから。僕が上にいくには、得意のショートゲームを生かすしかない、ということがよく分かりました。これこそ、40歳からのターニングポイント、ですね」

    関連記事