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日本オープンゴルフ選手権競技 1999

大会開催によせて/田中秀道

昨年、大洗GCで行われた日本オープンの優勝者・田中秀道は、左膝の半月板を傷め、2試合連続でツアーを欠場し、今回の出場も危ぶまれていたが、「まだ100パーセントではない」(田中)としながらも、連覇にかける意気込みを語った。
「(日本オープンの)コースは例年どおりタフですね。体の具合は万全ではありませんが、考え方で乗りきれるのではないでしょうか。こういうコースは頭がこんがらがりそうなので、我慢比べになそうです。

刻むホールでも、フェアウェイをキープするのはグリーンに乗せるよりも難しいので、大洗よりもっと明確なレイアップをする必要があります。刻まなければならないホールはティショットを大事にしなければなりません。

そしてグリーンを外すと、日本オープンはラフからのロブショットのイメージがありますが、この小樽では、スプーンで転がしたり、ウェッジで上げていったり、いろいろなアプローチの種類が必要になります。

グリーンまわりの芝を短く刈り込んであるサイドにピンがあれば、その反対側に攻めて行くことになると思います。しかし、そこに行く前にフェアウェイに行くのが大変。ホールの長さとかは関係なく、とにかくフェアウェイです。

膝は低周波を当てたり、マッサージをしたり、テーピングなどをやっています。3週間ゴルフができていないから、体のバランスが取れません。

とにかく精神力が試される場。いいゲームができて、いい結果も出せればいいですね」

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