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日本オープンゴルフ選手権競技 1999

昨年度のチャンピオン、田中秀道が棄権

棄権を決めた田中は、コースを去る前にファンのサインに応える
ディフェンディングチャンピオンの田中秀道は、痛めていたヒザに耐えられず、9番ホール終了後に棄権した。
「くわしい病名はややこしくて忘れましたが、使いすぎでひざの軟骨の部分の水分がなくなっているそうです。いま、ひざの皿の下にコラーゲンとかの栄養分を注入する注射などをしてもらいながら、治療中です。

 7月に痛めたときよりはかなりよくなっているのですが、治療に専念していたので、ゴルフができていないでしょう。その状態で、いきなりこのコースは厳しかったようです。

 90くらい叩いても、我慢して4日間やっていくつもりでしたが、体の調子のいいときのスイングを無理矢理しようするから、スイングと体のバランスがうまくいかずにまたヒザに負担がかかってしまいました。

 ラフからのショットに特に、衝撃がきます。

 このまま続けると、秋以降の試合を棒に振る可能性もある、と判断して、自分としても残念ですが、今回は大事をとることに決めました」

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