Tournament article

久光製薬KBCオーガスタ 1999

鈴木規夫ディレクターの「大会みどころ」

「さぁ、3週間ぶりの戦いです。空き週の間、ある選手はトレーニングに打ちこみ、ある選手は完全休養にあてたりと、思い思いの夏を過ごし、心技体、すべてを充実させてここ、祁屋ゴルフ倶楽部に乗り込んできたことでしょう。
 今年も、会場内の話題をひとり占めしそうなのが、なんといってもジャンボ尾崎でしょう。昨年は堂々、大会3連覇を達成して話題をまきましたが、次にめざすは当然、4連覇。先月のヨネックスで6打差をひっくり返して大会2連覇を果した底力を見ても、台風の目になることは必至です。

 さて、次にコースの特徴ですが、春は川奈(5月・フジサンケイ)、秋は袖ヶ浦(ブリヂストン)、夏はこの芥屋ゴルフ倶楽部といわれるように、いま、ツアー開催コースでは数少ない『高麗芝』である点も見逃せません。
 芝目がきつく、ラインの読みづらい高麗グリーンに、選手らは細心の注意を払いながら攻めこんでくることでしょう。
 そして、玄海灘を見下ろすシーサイドコース特有の海からの強風が、勝負のカギ。

さらに今年は雨が多く、例年よりラフがかなり長いといったように、今年の芥屋は、コース攻略には大変厄介な要因が絡みあい、試合展開はますますエキサイティングになること間違いなし!!
 夏休み最後のツアーです。ぜひ、会場で、テレビ中継で、会場の空気を目いっぱい吸いこんでください!!   

関連記事