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JCBクラシック仙台 1999

手嶋多一は初勝利のチャンスを逃した

3日目終了後、『寝れるかな』と心配しながら迎えた、生まれて初めての最終日首位スタート。
 「意外と、プレッシャーはなかった」という手嶋多一は、スタート前のバンカー練習で、「へぇ、うまいな〜」と群がってきたギャラリーに答え、「まるで“プロ”みたいでしょ」と笑わせる余裕もみせていた。

 だが、いざコースへ出ると、「プレッシャーがかかったときの、ショットの距離感が合わない」(手嶋)。 力が入ってしまっているのか。突っ込みすぎて、ショットはことごとく、ピンの奥へ、奥へとついた。アイアンが、飛びすぎているのだ。
 加えて、前日までは多少のショットのぶれもカバーできたパットが、入らない。打ちきれず、ほとんどわずかにショートした。
「悪いのは、10番ショートからはじまったかな。そのせいで、12番のバーディチャンスもいまいち突っ込めなかったし。アイアンは飛びすぎ。パットは特にフックラインのタッチが合わなかった。6、7番でバーディが獲れたときは、『よし、このまま』と思ったんだけど…2人がいいゴルフをしました」と、白旗をあげた。

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