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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2026
大好きな歌を口ずさみながらバーディ締め。3日目の首位獲りに成功した吉田泰基がETーKINGさんからもらった「ギフト」
兵庫県神戸市出身の28歳。吉田泰基(よしだ・たいき)は、地元で悲願の初Vがかかるが、2打差の8位タイから出たこの日、終始考えていたのは隣の「ACNゴルフェス」会場で、午後15時から予定されていた、大阪府出身のユニット「ETーKING」さんの音楽ライブのこと。
夫婦共々大好きで、昨年12月に挙げた結婚式でも生歌を披露してくださった。
「土曜日も絶対に聞きに行く!」。
開幕前からものすごく楽しみにしていたのに、この日のスタート時間は開演に間に合うか微妙な10時50分。
「ダメかも…」。
そわそわしながらスタートの1番で10ヤードをチップイン。
ボギーは、3番での1個に抑えて3アンダーで入った18番でいよいよ、歌声が聞こえてきた。
「リハーサルが始まった!」
気が急きながら打ったティショットは右の林の向こうに飛んだが、木にあたって傾斜のほうまで落ちてきた。
取り急ぎフェアウェイに出して、第3打をピン手前3メートルに乗せたところで、いよいよ本番が始まった。

隣のフェス会場から聞こえてくる歌を口ずさみながら、バーディパットを沈めたが、上がってから応援アンバサダー「ふぉ~ゆ~」さんによるプレー後のインタビューを受けたり、メディアのみなさんの囲み取材に答えてから駆けつけたのは、もうライブの終了間際。

でも、大好きな1曲「ギフト」の生演奏には間に合った。大ギャラリーに紛れて家族と一緒に歌声に聞き惚れた。
「すごく力になります」。
1打差の単独トップで、初Vに挑む最終日も家族と力を合わせる。
転戦の便を考え、今は伊丹空港近くの大阪府内に住むが、それでも会場まで4、50分ほど。
シーズンを通しても、希少な自宅通勤が出来る試合で、普段着のまま挑めるのも利点だ。
効率を重視し、食事と入浴を奥さまと交互に済ませる間も、子守り用の電動バウンサーでごきげんさんの長女・琉愛(るあ)ちゃんは、7月に生まれたばかり。
会場でもきのうまで、奥さまが抱っこをして18ホールついて歩いてくれる間、1回もぐずりも泣きもしなかったが「もちろん目には入ります。ショット打ったあとに時間が空いたときにはちょっとあやしたりして…」。
可愛くて仕方ない。
今季序盤は「パパになるから」と、気合を入れて臨んできたのが空回りしていた。
4月「前澤杯 MAEZAWA CUP」での8位があるが、トップ10はこの1回だけ。
「予選落ちも多い(これまで5試合)ですし、全然だめ。もう正直、10点もあげれないぐらいのゴルフでした」と、目下ポイントランク44位の今季を嘆く。
現状打破のため、今週、自身に課したのは「とにかくボギーを減らすこと。ボギーさえ打たなければ、常にトップ5には入れる」と、にらんだとおりに、4日間で11個のボギーを叩いた先週に対して、今週は1日1個のペースできょうここまでまだ3個。成果は出ている。
会場の三木ゴルフ倶楽部は所属コースの東広野ゴルフ倶楽部ともほど近く、塩屋北小学時代に入塾した坂田塾で幾度かプレーさせてもらった記憶がある。
「楽しい思い出がいっぱい残っています。あのころは、ショットが曲がらなかったし、パターが今より入ってたので笑」。
地元開催では普段より応援の声が大きいのも励みだ。
「難しいコースですけど、明日もボギーフリーを目指して頑張ります」と早口で言い残すと、大好きな歌声に向かって全速力で駆けた。















